
2018年の箱根駅伝を観ていてびっくりした人はかなり多いはず・・!
だって、大学駅伝なのに30歳の1年生が走っていたから・・!
陸上競技って、年齢的なものがかなり大きいような気がするのですが、、
30歳でも箱根駅伝に出場できるんだ!とはじめて知った人も多いのでは?
でもよく考えたら、大学は義務教育やないじゃないから大学生=18歳から22歳までの年齢の人が在籍しているだけとは限らないんですよね。

- 箱根駅伝って年齢制限はないの?
- 何回まで出場できるの?
- 留年や浪人してる場合は?
- 他の大学のチームに入ってもう一度走れる?
もしも箱根駅伝に年齢制限も出場回数の制限もなかったとしたら・・
足が速いという条件さえあれば何歳になっても何度でも出場できると言うことでしょうか?
・・・いや、そんなの大学駅伝じゃない!って思いますよね?
箱根駅伝の参加資格についてをわかりやすくお伝えします!
箱根駅伝に年齢制限はある?
まずは、気になるは箱根駅伝の年齢制限についてですが・・
箱根駅伝に年齢制限はありません!!!
つまり・・箱根駅伝は大学受験の時に浪人していても、留年や休学などで大学に4年以上在籍していても出場できるのです。
一度社会人になってから大学に入学した場合や、他の大学に入り直した場合なども出場できますよ。
過去には年齢制限が設けられた時期もあって、戦後から1992年までは箱根駅伝を走れるのは27歳まででした。
箱根駅伝の最年長記録は?
箱根駅伝の最年長記録はなんと33歳!
第20回大会(1939年)の5区を当時の区間新記録で走った中央大学の村社講平さんです。
まだ戦前のお話ですね。
1年生の場合18歳で箱根駅伝を走ることもあるので、33歳で箱根を走るとなるとなんと15歳も差があります。
渡辺和也選手は箱根駅伝の最年長記録を塗り替える可能性も!
2018年の箱根駅伝で30歳の”オールドルーキー”が箱根駅伝を走りましたね!
東京国際大の30歳ルーキー渡辺和也(1年生)は7区を走り、区間7位で箱根デビューを果たしました。
渡辺和也(わたなべかずや)選手はなぜ30歳という年齢で大学1年生かというと、18歳から30歳までは次のような経歴があるのです。
- 2006年から11年間、実業団ランナーとして活躍
- 2011年 日本選手権5000m優勝
- 世界陸上の日本代表にも選出
- 2016年春に所属先から”戦力外通告”を受ける
- 陸上の指導者を志して大学進学を決意
- 2017年に29歳で東京国際大学に入学し駅伝部に所属
- 2017年に10月に東京国際大学が箱根駅伝予選会突破
↑渡辺和也選手はチームメイトから【ヤバい人】と言われているそうですが確かにものすごい経歴ですね・・
箱根駅伝出場の最年長記録は、中央大学の村社講平選手の33歳131日。
もし渡辺和也選手が4年生になった時箱根駅伝に出場すれば33歳と179日(往路を走れば33歳と180日)
渡辺和也選手が箱根駅伝の最年長記録を塗り替える可能性もありえますね!
箱根駅伝の参加回数制限はある?
箱根駅伝に年齢制限がないのなら、例えば1年生から4年生まで出場した後再度入学するなどして5回以上出場することができるのでは?と思いますよね。
実は、箱根駅伝には年齢制限はないものの参加回数に制限があるのです。
箱根駅伝へのエントリーは4回まで!
箱根駅伝へのエントリーは4回までと決められています。
本大会・予選会も含め、エントリーは4回まで!
各大学から箱根駅伝にエントリーできるのは16人以内と決められているのです。
- 選手10人
- 控え(補欠)6人
- 留学生は2人まで登録可能だが本戦出場枠は1人
もしも、1〜3年生まで出場したが4年生で出場できなかったという場合は留年をすればエントリーすることができるということです。
箱根駅伝への出場資格は?
箱根駅伝に出場するには次の条件を満たしている必要があります。
まずこの2つの条件を満たしていることが大前提になってきます。
- 関東学生陸上競技連盟に加盟している大学に在籍している学生である
- 大学が関東学生陸上競技連盟から処分されていないこと
箱根駅伝は大学名を背負って立つ影響力のある存在でもあるので学生の不祥事でチームの出場が停止となる例もあります。
つまり、学生や指導者の素行も出場資格獲得に影響しているということです。
実は過去には、学生の不祥事で箱根駅伝への出場停止になった例もあります。
2009年には日本体育大学の学生が不祥事を起こし、箱根駅伝の次大会シード権の剥奪という処分がされています。
箱根駅伝に出場できる大学は?
箱根駅伝は関東学生陸上競技連盟が主催している大会です。
関東学生陸上競技連盟に加盟している関東の大学すべてに出場資格があります。
そのため、箱根駅伝では関東地方以外の大学は出場していません。
まとめ
箱根駅伝は年齢制限はないが参加回数は4回までと制限されています。
また、留学生のエントリーは2名まででそのうち本戦に出場できるのは1名のみです。
2018年に30歳のオールドルーキーとして注目された東京国際大学の渡辺和也選手は1年生でした。
順調に行けば4年生になる33歳までエントリーできることになりますね。
今後も、30歳以上のオールドルーキーが箱根駅伝に出場する可能性もあるかもしれません・・!
最後までお読みいただきありがとうございました。