



山梨学院大学の上田監督がケニアに出向いて発掘してきた逸材です。
本日、2日目のスポーツ報知では、上田監督が初めてケニアに訪れた事について掲載されています。
チームを強くするにはどうしたら良いか。オツオリ選手への初めての指導など、自分達もこれを見てチームの歴史を学べました。 pic.twitter.com/GfNzfFdwhN
— 山梨学院大学陸上競技部 (@YGU_Prussian) 2016年12月7日
外国人ランナーが箱根駅伝をはじめて走ってからすでに30年になろうとしています。
2018年の箱根駅伝では、2人の外国人留学生が花の2区を走りました。
山梨学院大学3年 ドミニク・ニャイロ選手(ケニア出身)
拓殖大 3年 ワークナー・デレセ選手(エチオピア出身)
山梨学院大学のドミニク・ニャイロ選手は13人抜きで区間新記録に近いペースで快走。
拓殖大学のワークナー・デレセ選手も8人抜きで同様に快走しました。
箱根駅伝の外国人ランナーたちは、その恵まれた体格でエース区間である花の2区を駆け抜け日本人選手をごぼう抜きするイメージが強いですよね?

箱根駅伝を走った外国人ランナーは、大学卒業後何をしてるの?

ジョセフ・オツオリ
箱根駅伝初の外国人ランナーとなったのは、ケニアからの留学生ジョセフ・オツオリ選手。
1989年に“花の2区”を激走し、7人抜きの区間賞で華々しいデビューを飾りました。
3年連続で2区の区間賞を獲得し、留学生ランナーの強さを証明した存在です。
ジョセフ オツオリ
山梨学院大学 留学生第一号の選手であり 留学生の先駆者である 礼儀や練習に対する取り組みなどが素晴らしく 皆から尊敬されていた 箱根駅伝では4年間2区を走り3回区間賞を獲得した pic.twitter.com/9ITZXJuYsj— 箱根駅伝で活躍した選手名鑑 (@rikujou92) 2014年3月2日
30年前には、まだ地方の新興大学だった山梨学院大。
3度目の箱根駅伝出場となった1989年、並みいる伝統校と真っ向勝負を挑むために外国人ランナーを起用することでチームの強化を図ったのです。
結果、山梨学院大は15チーム中7位という成績を収めシード権を獲得。
オツオリ選手のチームに対する貢献は、本番での走りだけではありませんでした。
練習に対するまじめな姿勢も日本人選手に大きな影響を与え、チーム力の向上という効果ももたらしたのです。
オツオリ効果で山梨学院大の活躍は4位、2位、総合優勝と飛躍します。
大学卒業後のオツオリは実業団に入ったオツオリ選手でしたが度重なるけがで現役を引退。
その後は指導者として指導に当たっていました。
しかし、2006年に母国ケニアで交通事故に合い37歳の若さで急逝したてしまいます。

山梨学院大学にはオツオリ選手の功績を称えるメモリアルモニュメントが設置されています。
ステファン・マヤカ(現真也加ステファン)
オツオリ選手が卒業した後に山梨学院大学に入学したのがステファン・マヤカ選手です。
ステファン・マヤカ選手はケニアからの留学生として日本に来日。
山梨学院大に進学すると、1年時から、エースが集まる2区を任されチームの総合優勝などに貢献します。

ステファン・マヤカ選手と渡辺康幸選手は同学年で毎年箱根駅伝デットヒートを繰り広げました。
ステファン・マヤカ選手の活躍で山梨学院大学はなんと2連覇を達成・・!
残念ながら4年生の時には4区で棄権となってしまい3連覇は達成できませんでした。
ステファン・マヤカ選手はその後日本国籍を取得し指導者として活動しています。
奥様も日本人の陸上選手で、お子さんもいらっしゃるそうです。
日本語でのコミュニケーションにも全く問題がないようですね・・!
ステファン・マヤカ選手は2013年から、桜美林大学の監督として箱根の舞台を目指しています。
2018年にはステファン・マヤカ監督が指導した選手が関東学生連合ではじめて箱根を走りました!
桜美林大学陸上部監督
🏃🏫
真也加ステファン監督 pic.twitter.com/dR5hlFGyOo— 小野智司 (@satoshisaru1) 2018年1月2日
そして・・昨年の箱根駅伝の予選会ではステファン・マヤカ監督が指導した留学生レダマ・キサイサ選手が予選会で1位になりました。

メクボ・モグス
約10年前、2009年の箱根駅伝を走った山梨学院大)のメクボ・モグス選手。
メクボ・モグス選手は1年生の時から花の2区で区間賞を奪う活躍を見せました。
その後も活躍し瀬古利彦さん以来となる29年ぶりの2区での連続区間新記録を樹立した選手です。
大学卒業後は2011年10月までアイデムに在籍2012年4月から2014年12月までは日清食品グループに、2015年4月からはサンベルクスに所属して活躍しています。
サンベルクス メクボ・モグス選手
コニカミノルタ 宇賀地強選手
ヤクルト 高宮祐樹選手 pic.twitter.com/xCeAHGaPzH— さゆりん(マカロン) (@sayurin_maam) 2016年2月28日
ギタウ・ダニエル


花の2区でのごぼう抜きといえば、日大のギタウ・ダニエル選手の存在を忘れてはいけません。

記念大会のため通常より2校多い23チームによるレースとなった大会では花の2区での20人抜き!
駒大宇賀地選手、日大ギタウ・ダニエル選手、城西大佐藤直樹選手
85回大会2区 pic.twitter.com/fnxR9ORGcO— ベリー@あやちゃん (@happyberry5) 2018年1月19日
現在は富士通陸上競技部に所属しています。
全日本実業団ハーフ 優勝 ギタウ・ダニエル(富士通) pic.twitter.com/zU3dXAK0tO
— M.Kawaguchi (@rikujolove) 2014年2月16日
箱根駅伝の歴代最強外国人ランナーまとめ!留学生のその後は?まとめ
箱根駅伝の歴代外国人ランナーをまとめてみました。
今後も、“最強外国人ランナー”を証明する走りを見せてくれる留学生が現れるでしょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。