光を感じる目の網膜に異常がみられる難病
「網膜色素変性症」で
両目の視力を失った全盲の女子高生
菅田利佳さんが東京大学教育学部に推薦入試で合格しました。
史上初か…東大に全盲の女子高生が合格「国際機関で働きたい」 https://t.co/SB6R5hw4xV @Sankei_newsさんから #東京大学 #東大 #受験生 #合格発表 #合格 #卒業式 @UTokyo_News
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2019年3月1日
誰もが平等に学べる社会の実現を目指し、
4月から新たなスタートを切る菅田利佳さん。
通われていた高校や東大に入学して目指す将来の夢とは?
東大に合格した勉強法も気になりました。
東大に合格した全盲の女子高生菅田利佳さんの高校や学部は?
東京大学の推薦入試で、和歌山市の全盲の女子高生が教育学部に合格しました。
東大に合格したのは、
和歌山県立星林高校国際交流科3年の菅田利佳さん(18歳)。
小学校入学前に目の難病「網膜色素変性症」と診断されましたが、
特技のピアノや海外留学の経験を糧に
「世界の教育環境を知り、社会に貢献したい」
と最高学府の受験に挑戦し見事合格されました。
高校進学は、それまで通っていた盲学校ではなく、
国際交流科のある和歌山県立星林星林高校を選んだ菅田利佳さん。
1年生で訪れた修学旅行先のカナダでは、
パキスタンからの移民一家の自宅にホームステイ。
フランス南部の都市ニースに短期留学し、
教授推薦でコンサートに出演。
日本では高校生英語弁論大会に出場し、最優秀賞(外務大臣賞)も獲得しています。
【WA!ERA】
先週の番組で、フランスへのピアノ留学を話してくれた星林高2年の菅田利佳さん。この夏は、英語弁論大会の出場、はじめての講演と各地で活躍しました。https://t.co/AnI5okD7WZ pic.twitter.com/p6qB8rfaig— 和放ラジオの中の人(和歌山県) (@wbsradio) 2017年8月31日
東大教育学部の推薦入試は5人程度の募集に対し24人が志願し、
菅田さんを含めて8人が合格しています。
東大に合格した全盲の女子高生菅田利佳さんの将来の夢や進路は?
将来に向けては
「国際的な教育格差の改善に貢献し、世界でも活躍できる人間になりたい」と
力強く語っている、東大に合格した全盲の女子高生菅田利佳さん。
東大大学院に進み、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)などの国際機関で働くことが将来の夢ということです。
一時は音楽専門大学への進学も検討したそうですが、
東大の推薦入試を知り、目標を東大進学に設定して猛勉強。
試験問題の図形のイメージを頭に浮かべやすいように教員らも熱心に協力したそうです。
難関の受験を見事突破。
視覚障害者総合支援センター(東京)の担当者も、
全盲の女子高生の東大合格は「恐らくないのでは」と話しています。
東大に合格した全盲の女子高生菅田利佳さんの勉強法は?
東大に合格した全盲の女子高生菅田利佳さんの勉強法・・
気になりますよね?!
試験では、図形や写真の問題で形や姿を頭でイメージするしかありません。
受験勉強では、教科書以外の副教材は点字のあるものを自ら探したそう。
難関大学の受験に必須ともいえる学習塾に行くこともありませんでした。
「周りの人が思っているほど、自分のしていることは特別じゃない」と冷静に語る、
東大に合格した全盲の女子高生菅田利佳さん。
試験の直前は毎日約15時間の猛勉強。
常に視界が暗いことを逆手に、布団やこたつなど暗い中でも点字を使って勉強したそうです!
東大に合格した全盲の女子高生菅田利佳さんの学部は?進路や将来の夢や勉強法は?まとめ
東京大学の推薦入試で、
和歌山市の全盲の女子高生が教育学部に合格しました。
合格したのは、和歌山県立星林高校国際交流科3年の菅田利佳さんです。
将来の夢は、
東大大学院に進み、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)などの国際機関で働くことだという
菅田利佳さん。
将来が本当に楽しみな18歳ですね。